2016年5月29日日曜日

Tomatis International Convention in Paris


23年に一度のトマティス国際会議が5月14日パリ郊外のシャトーで開催され、参加してきました。
会場は見渡す限り、絨毯を敷き詰めたような緩やかな丘陵にぽつんとあるかわいいお城です。
会議は3日間あり、1、2日目は全体会、3日目は分科会です。
参加者は40ヵ国200余名でした。
全体会では、脳にもたらすメソッドの効果を解剖学的な見地から解説したり、耳と声のサイクルについての話などがありましたが、中でも今回の発表の特徴はトマティスより販売されたForbrain の研究発表がなされたことでした。
脳科学として検証されたもの、音楽家たちの事例、脳に重大な損傷を受けた人がリハビリに使用し大きな成果を上げた事例、施設に暮らす障害者が改善していく様子などが発表されました。
最後は「ガラパーティ」、このときはみんな羽目を外しての大騒ぎ老いも若きも踊りまくるというお決まりで楽しい時間でした。トマティス博士の亡き長男のお嫁さんソフィも80は過ぎておられますが、一緒に踊りました。
会議期間中の食事時間や休憩時間に色んな国の方々とお話しをする時には、共通の仕事をしているという連帯感があり、とても良い時間を過ごすことが出来ました。帰国してみればほんの一瞬の出来事でしたが、色んな学びのあった国際会議でした。

                                                  樽家 泰子